夫婦の形(かたち)はつくるもの‐ベストは自分たちで見つける‐
もやいです。
最近『結婚の意味』や『離婚の原因』について言及してきましたが、
今回は『夫婦の形』について考えていきたいと思います。
1.夫婦の形はふたりでつくるもの
理想の夫婦の形とよく言われますが
夫婦の形にベストは無いんだと思います。
夫婦の形は人それぞれ。
夫婦ふたりでふたりだけの形を作っていくものだと思います。
理想の形なんてものを考えてしまうと
理想と現実とのギャップに苦しむかもしれません。
また、現実の不満や理想への希望ばかり考えていると
相手の気持ちに配慮が疎かになる事もありますので
悪いところを見つけるのではなく
相手や夫婦のいいところを探していきましょう。
2.夫婦を『組織』として考える
『夫婦』をひとつの組織として考えてみましょう。
組織には共通の目的があります。
ここでは目的を持って結婚した夫婦を組織と言い換える事ができます。
夫婦の目的は以下の記事でも述べたように
- 人生における協力
- 節税
- 自分の成長
などが挙げられます。
そこには経営管理論におけるコンティンジェンシー理論が当てはまります。
コンティンジェンシー理論とは、組織構造というものはどのような環境に置かれようと最適となるような形式が存在しないため、周囲の変化に応じて絶えず変化をさせつつ経営する必要があるという考え方です。
つまり、最善の夫婦の形というものは存在せず
経済状況や家庭環境などに応じて絶えず変化させていく必要があるということです。
考え方によっては『目的に応じて夫婦という関係を意識的に続ける』
こともあるかもしれません。
3.大切なのはコミュニケーション
子どもやお金、面子など様々な目的で『夫婦という関係』を続ける努力をするときが来るかもしれません。
たとえそうなったとしても夫婦という関係が『形だけ』になってはいけません。
大切なのはコミュニケーションです。
サークルや会社でも会話等のコミュニケーションがない組織とある組織では成す結果が大きく変わりますよね。
組織の構成員として目的達成のためにコミュニケーションを取らなければ
その目的の達成や組織の維持すら危うくなってしまいます。
いくら長い間一緒に居たとしても
口に出して伝えないと分からない事はたくさんあります。
相手を知る努力と同じくらい
相手に自分を知ってもらう努力も大切なのです。
4.まとめ
よく専業主婦や真面目なサラリーマンが陥る考え方として
「家族だからこうしないとダメ」「夫婦だから当たり前」というものがあります。
確かに一般的な夫婦や家族というものはありますが、
それを無理に自分たちに当てはめる必要はありません。
もし普通を気にして夫婦の形を変える場合は
必ずパートナーとコミュニケーションを取り、
相談したうえでふたりで実行してください。
くれぐれもどちらかが盲目に「こうしないと」と無理をしないようにしてください。
協力関係にあるふたりのうちどちらかが一方的に無理をしても
夫婦としてはうまくいかない場合多いです。