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ブラック企業とは?就活に必要な知識は?【その2】

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ブラック企業とは?就活で必要な知識は?【その1】 - イースター島の風になって

 

昨日の記事では

1.そもそもブラック企業とは?

2.入るとどんな被害を受けるの?

について言及しました。

 

第2回の本日は

ブラック企業に入らないためのブラック企業の見分け方と

もしブラック企業に入ってしまった場合の対処法をご紹介したいと思います。

3.ブラック企業の見分け方は?

「ブラック企業」と一言にいってもその特徴は数多くあります。

ここでは代表的な特徴を捉えつつ、

ブラック企業の見分け方みてみましょう。

 

1.求人票

昨日の記事でもご紹介したように、

ブラック企業は若者を大量に募集するために月収を誇張する場合があります。

月収が他社と比べかなり高い水準であったり、

「固定残業代を含む」などの記載がある場合は

月平均で何十時間もの残業がある可能性がありますので注意が必要です。

 

就職活動で気に入った企業があった場合は必ず求人票を確認し、

必要に応じて採用担当者に質問しましょう。

 

2.離職率

ブラック企業では労働者に対する違法な働かせ方から

離職率が高い傾向にあります。

離職率が高いことが一概に悪いとは言えませんが

就職活動で企業を選ぶ際の1つの指標になりえると思います。

離職率が高いということはそれだけ定着率が低いということですから

長く働きたいという方にはそのような会社は向いていないかもしれませんね。

 

就職活動で参考になるのは

就職四季報に記載されている「新卒入社3年後離職率」になるでしょう。

自分の考えていない業種の会社なども載っているので

知見を広めるにもオススメです。

 

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3.休日の社員の様子

休日の社員の様子と書きましたが、

実際に志望している会社の社員の方と休日を過ごすわけにもいきません。

 

これは説明会や座談会など社員の方に質問をぶつけられる機会に

休日の過ごし方を伺うというものです。

 

週休2日が保障されていない会社や

早朝出勤や残業が多い会社に勤めている社員の方は

休日を寝るためだけに使ったり、なにもする気が起きず家にこもりがちです。

 

社員の何気ないところからもその会社がブラックに近いか知りえるので

「興味がある会社なのでブラックか気になる!」という方は

一度休日の過ごされ方を聞いてみるのもよいかもしれません。

 

ただし、採用情報が解禁された3月以降の説明会や座談会で質問してしまうと

印象が悪くなる場合もありますので、

福利厚生や休日の過ごし方について伺うのは

できるだけ早い時期のほうがよいかもしれません。 

 

4.ブラック企業から身を守る方法は?

 

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これまでブラック企業の特徴や受ける被害、その見分け方をまとめてきましたが

もしブラック企業を見分けることができず入社してしまい被害を受けてしまった場合、

どのような行動に出る必要があるのでしょうか?

 

1.辞める

ほとんどの人はこの方法をとっているでしょう。

 

ブラック企業で働きその不当な扱いに耐えていても

身体的・精神的に追い込まれるだけで

年功賃金や終身雇用が得られるわけではありません。

 

人手不足が深刻な現代

小さい会社でもアットホームでよい会社はたくさんあると思います。

過労や精神疾患に陥る前に会社を辞めるのもひとつの手段ですね。

2.争う

 

ブラック企業は労働者に対する不当・違法行為を平気で行います。

個人で会社の相談窓口や人事担当に相談しても改善することは難しいかもしれません。

 

ここで必要なことは専門家に相談することです。

 

 常にブラック企業が行うことに疑問を持ち

パワハラや残業代の未払いを認めることなく

証拠を収集することが大切です。

 

その上で労働組合や弁護士に相談し

団体交渉や裁判で争うことが

今後同じようにその会社で苦しむ人がでないようにする

前向きな手段のひとつではないでしょうか。

 

5.まとめ

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簡単ではありましたが

就職活動に必要なブラック企業の特徴や見分け方をご紹介してきました。

 

日本社会全体における3年離職率が3割といわれている今、

本当に必要なのは誰かがうつ病になったり自殺したりする前に

一人ひとりがブラック企業が戦うことなのかもしれません。

 

戦うまでいかなくてもこれを読んでくださった方が

少しでも前向きななってくれればいなと思いました。

 

この記事を書くにあたって参考にさせていただいた書籍をご紹介いたします。

ブラック企業問題における若者からの相談を受けるNPO法人「POSSE」を設立した今野晴貴さんが執筆された「ブラック企業」という本です。

 

今野さんが実際に受けた相談を元に作られたブラック企業の細かいパターン分けと

そのひとつひとつの対処法が載っています。

 

リンク貼っておきますので

興味をもたれた方は是非お手にとってみてください!

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