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ブラック企業とは?就活で必要な知識は?【その1】

 

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 みなさんは「ブラック企業」をご存知ですか?

 

 テレビやニュース、新聞などどこかで聞かれたことがあると思います。

 

生きるためには働かなければならないこの世の中、

 

どうせ働くならブラック企業では働きたくないと思っている方がほとんどだと思います。

 

今日の記事では自分でも必要だと感じた

就活生のためのブラック企業に関する知識をご紹介します。

 

まとめまで書くつもりでしたが、

少し長くなってしまいましたので 

後半は明日の記事でご紹介したいと思います!

 

 

1.そもそもブラック企業とは?

 

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そもそも「ブラック企業」とはどのような企業のことを指すのでしょうか?

 

「ブラック企業」とは・・・

 

  • 違法な労働条件で職員を働かせる企業

                    です。

 

現在各メディアで取り上げられ注目を浴びている「ブラック企業」という言葉ですが、この言葉は高度経済成長期やバブル期から存在していました。

 

そのときは「暴力団のフロント企業」としての意味で使われることがほとんどで、  現在のような意味で使われることはありませんでした。

 

しかし、昔からサービス残業などの違法労働は存在していました。

それが社会問題化しなかった背景には

  • 終身雇用が保証されていた。
  • 所属する企業を家族として意識していた。

ことが挙げられるでしょう。

 

しかし、その後のバブル崩壊やリーマンショックを経て

企業に対する「安心」「安定」は失われたに等しいでしょう。

 

 

2.入るとどんな被害を受けるの?

 

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ブラック企業で働くことで被る被害は数多くありますが、

ここでは代表的なものを3つピックアップしてご紹介します。

 

  1. 月収の誇張
  2. みなし残業
  3. パワハラの横行

 

1.月収の誇張

ブラック企業では離職率が非常に高く採用した人間が辞めることを前提に募集していますので、大量募集することが当たり前になっています。

しかし、人手不足が深刻な中、就活生を大量に採用するのは簡単ではありません。

そこでブラック企業は月収を誇張し、多くの就活生を集めるのです。

 

月収の誇張とは「固定残業代」や「定額残業代」の悪用を意味します。

 

たとえば、『月給19万5000円』と求人表に記載があったとしましょう。

しかし、実際に入社してみるとこの月給には60時間分の残業代として7万円が含まれていたことがわかった、といったものです。

このように基本給の中に一定の残業代を含ませる仕組みが「固定残業代」「定額残業代」と呼ばれるものです。

これで企業側は80時間まではいくら働かせても経済的な負担はかかりません。

しかし、残業代を含んだ月給は就活生が思わず飛びついてしまうような水準になってしまうのです。

 

2.みなし残業

残業代を払わない方法を挙げていくとキリがありませんが

いずれのブラック企業も目的は労働者を安く長く働かせることにあります。

 

代表的なものが「営業手当」「職務手当」などとして毎月支給し、そのほかの残業代を支払わない場合です。

「みなし残業」として残業代はきちんと支給しているかのように装うのです。

このような企業ではそもそも残業時間を把握していない場合が多く、必然的に長時間労働・過労へと向かっていってしまうのです。

 

3.パワハラの横行

 ブラック企業にだまされ、身体的にも経済的にも追い詰められた労働者が「使えない」と判断された場合、ブラック企業はその労働者を辞めさせようとします。

しかし、労働基準法によって労働者は不当に解雇されないと規定されているので、企業側も簡単に辞めさせることはできません。

そこでブラック企業は組織的にパワハラを行い、精神的に追い詰められた労働者が自ら辞めるのを待つのです。

 

ここで精神的に深い傷を負った労働者は精神疾患を患ってしまう場合もあり、

職だけではなく健康をも失ってしまう危険性があるのです。

 

3.今日のまとめ

 

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 いかがだったでしょうか??

今日の記事では「ブラック企業」とは、その実態を取り上げましたが

明日の記事ではその続きとなる、「ブラック企業の見分け方」と「ブラック企業に入ってしまったら?」ご紹介できればなと思います。

 

明日の記事でもご紹介しますが

この記事を書くにあたって参考にさせていただいた書籍をご紹介します。

 

僕の記事を読んでもっと深く知りたいと感じられた方は是非手にとってみてください!

 

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